HOME >> 妊娠中の治療

Google サイト内   サイトマップ
 

初診・再診・三鷹市歯科検診の方医院案内院内紹介院内設備スタッフ紹介・スタッフ募集リンク
コンテンツメニュー

一般歯科

歯周病

入れ歯

小児歯科

矯正歯科

口腔外科

無痛治療

審美歯科

インプラント

予防歯科

スポーツ歯科

妊娠中の治療

妊娠中の治療

【妊娠中の治療について】

基本的に歯科治療を受けてはいけないという時期はありませんが、つわりや早産などのリスクを考慮すると、妊娠初期や妊娠後期は、緊急性がない限り応急処置や衛生指導に止めます。
妊娠初期や妊娠後期を避けた安定期であれば、通常の歯科治療は問題ありません。

【治療について】

(レントゲン撮影)
歯科でのレントゲン撮影は、子宮から離れており、胎児への影響はほとんどありませんのでご安心下さい。

地球上で1年間に浴びる自然放射線量は、日本でおよそ2.3mSV(ミリシーベルト)で、同じ放射線量では、デンタルフィルムでは約150枚以上、パノラマでは約100枚の撮影枚数が必要となります。
当院では、デジタルレントゲン装置を設備しており、従来のレントゲン撮影に比べ、被曝量を約1/6〜1/10に軽減しており、撮影の際は必ず防護エプロンを使用します。限りなくゼロに近い被曝量なりますので、ご安心下さい。







(薬について)
抗生物質や消炎鎮痛剤など、薬を服用する必要性が明らかにあり、治療上の有益性が危険性を上回ると判断した場合のみ、安全性の高い薬を必要最低限使用します。

(麻酔について)
基本的に通常使用する局所麻酔薬は、患部に限局して使用しますので、母胎や胎児にはほとんど影響ありません。むしろ痛みを我慢することによるストレスの方が問題となることがあります。

(抜歯について)
出産後まで延期が可能であれば、応急的な処置に止めておきますが、必要な場合は、安定期を選んで処置します。

(治療時の対応)
お腹が大きくなると、治療中の体位が苦しくなったり、つわりの時期や妊娠後期では、治療中気分が悪くなってしまうことがあります。
なるべく苦しくない体位、休憩しながら治療を行いますので、遠慮せずお申し出下さい。

このページのトップへ

【妊娠中の口腔内】

(虫歯)
妊娠中は、食生活の変化やつわりなどに伴う口腔内環境の悪化などにより、虫歯になりやすくなります。
昔は「一子を産んで一歯を失う」と言いました。また「お腹の子供にカルシウムを取られて歯がボロボロになった」という話も耳にしますが、カルシウムの代謝は骨で行われており、歯は一度カルシウムが沈着して完成したら、再び血液の中に溶け出して子供に吸収されることはありません。

(妊娠性歯肉炎)
妊娠性歯肉炎妊娠中は、亢進した女性ホルモンが歯周組織に影響を与えることに加え、つわりなどに伴う口腔内環境の悪化によって、妊娠前から存在していた炎症がさらに増悪することで、歯肉の発赤や浮腫性腫脹を特徴とした、いわゆる妊娠性歯肉炎が発症しやすいことが知られています。
ただし、妊娠という生理的変化が直接原因となって、全ての妊婦に歯肉炎および歯周炎が発症するわけではなく、炎症のない健康歯肉には変化を与えないことが知られています。
つまり、普段からプラークコントロールが行き届き、歯肉炎が存在しない場合には、妊娠期においても常に良好な口腔状態を維持できます。

(妊娠性エプーリス)
妊娠性エプーリス妊娠中に歯肉の一部が増殖することがあります。歯肉に見られる良性の限局性腫瘤で、歯槽骨や歯根膜などから発生します。
誘因としては、適合していない詰め物などの機械的な刺激や歯石などの炎症性の刺激、ホルモンの影響が関係すると考えられています。
妊娠性エプーリスは、出産後に小さくなったり、消失することもあるため、刺激となっているものを除去し経過観察します。

このページのトップへ

【生まれてくる赤ちゃんのために】

赤ちゃんの乳歯の元となる芽(歯胚)は、妊娠7週ぐらいに出来はじめ、そして、生まれる頃には顎の骨の中で出番を待っています。特に、妊娠4ヶ月に入ると、お腹の赤ちゃんの歯のエナメル質や象牙質に石灰化が始まる時期になります。お母さんは十分な栄養を取り、規則正しい生活を心掛けましょう。
妊娠時はホルモンの影響により、虫歯をはじめ口腔内にトラブルが起きやすい時期です。また、歯周病菌などは早産や低体重児のリスクが高いと言われています。
生まれてくる大切な赤ちゃんのために、妊娠する前から予防、治療をしておくことをお勧めします。

このページのトップへ