スポーツ歯科

スポーツ歯科とは、歯科医学の立場から、身体の運動や機能と、歯・歯周組織・噛み合わせとの関連を研究し、その研究に基づいて、スポーツ選手、スポーツ愛好家の怪我の防止と運動能力の向上、口腔の健康管理を目指す新しい歯科の分野です。

顎口腔領域のスポーツ外傷には、口唇や頬粘膜などの軟組織の損傷、歯の破折や脱臼、顎骨骨折などがあります。
特にサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールや、空手、ボクシングのような格闘技など、相手選手とのコンタクトの多いスポーツでは発生頻度が高くなります。そのため、その防止・予防のために個人に合ったマウスガードが普及しています。
スポーツ先進国であるアメリカの歯科医師会の報告によると、合衆国内で行われるスポーツの試合中に マウスガードを装着することで、年間２０万件以上の口腔腔領域のスポーツ外傷を防いでいるとしています。また、日本においても、予防効果が高いという同様な学会報告がみられます。
適切なマウスガードをすることで外傷の予防以外にも、脳震盪、歯の磨耗などを防ぐことが出来ます。

脱臼	顎骨骨折	歯髄死

正しいマウスガードを使用することは、身体のバランスの安定、筋力の向上がみられるという研究データがあります。また、競技によってパフォーマンスが向上するという報告もあります。

スポーツ用品店などで販売されている汎用品のマウスガードは、安価で簡便ですが、正しい噛み合わせが出来ない、口を開けると落ちてしまうなどフィット感に乏しく、その効果が最大限に得られません。長期的には顎関節を痛めてしまうこともあります。
一方、汎用品に比べてカスタムメイドのマウスガードは、適合性、機能性、装着感に優れています。
「声を出すポジションなので、なるべく違和感を減らしたい・・・」
「衝撃に耐えうる厚みのあるものにしたい・・・」
など、用途に合わせて作製が可能です。
パフォーマンスの向上、スポーツ外傷の予防だけでなく、安心してスポーツを楽しむためにも、適合性、機能性、装着感に優れたカスタムメイドのマウスガードをされることをお勧めします。