舌背表面に多数の溝が認められます。
(溝状舌)
溝の深さ、位置、形の程度は色々で、一定したものはありません。
自覚症状はなく、味覚も障害されないことが多いですが、溝の内部や底部は不潔になりやすく炎症が起こることがあり、この場合には味覚に障害が出ることもあります。
また、地図状舌と併発することがあります。
原因は不明ですが、全身疾患の局所症状による後天性のものなどや先天的なものとがあり、通常、治療の必要はありませんが、炎症を起こしている場合は、うがい薬や口腔用軟膏の使用、ブラシによる清掃によって多くの場合改善します。