2013. 9.12  在宅医療研修会

夕方診療室を早退し、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックの在宅医療研修会に行ってきました。

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ついこの前まで、6時くらいはもっと明るかったのになー。

 

さて、今日はグループディスカッション形式での研修会。

高齢の患者さんの在宅医療を想定し、治療計画の立案から多業種連携のあり方、更には、在宅医療における現場レベルでの問題点などについて、グループに分かれて熱いディスカッションを行いました。

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ちなみに、フクダのグループはというと、歯科医師会で介護委員会に12年って先生や、ご自身がずっと親の介護をしてきた経験のある先生など強者揃い。

しかしながら、最近フクダも摂食嚥下の講習会などでそのヘンの所をコソ勉(笑)してますからね、他に負けじと積極的に発言してきました。

 

で、今回のグループディスカッションでは、肺炎を繰り返し、体重も減少傾向にある89歳の患者さんの在宅医療を想定。

全身状態の把握に加え、肺炎を繰り返している事から、嚥下機能の評価や介護食の食形態の検討はもちろんの事、設定がご高齢の患者さんですから、患者さんの残りの人生におけるQOLまでもを視野に入れ、その為に多業種がどのように連携し協働しなければいけないのかを考えなければいけません。

更には、介護に携わる人を取り巻く環境も様々ですから、診療室で目の前の虫歯を治せば済む話とはレベルが全然違います。

嗚呼 ムズカシイ。

 

グループディスカッションの後は、それぞれのグループで検討した結果を発表。

ここでもグループ毎に色々な考え方があって、どの考え方も間違いじゃないモンだから、終いには会場内から「多摩クリニックに紹介するのが一番じゃなくね?!(笑)」ナンて冗談も。

そうだよなー。

正解が1つなワケじゃないし、仮に正解が1つだとしても、その正解に辿り着くまでの道筋が何通りもあるんだから、そりゃみんな悩むよね。。。

 

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