今日は、夕方から診療室を抜け出して、武蔵野日赤で摂食・嚥下についてお勉強です。
随分と日も長くなりましたね。
午後7時だというのにこの明るさです。
さて、今回で14回目となる摂食・嚥下のセミナー。
回を重ねるごとに、学術的以外の部分でその難しさを痛感します。
摂食・嚥下障害に苦しむ人が、最大限の経口摂取を目指せるように、介護者や家族をはじめ福祉・医療スタッフなど、それぞれがそれぞれの立場の専門的知識を深めることはナンとかなっても、それに協働する全ての職種の間で、それをどういう形で現場にリンクさせていくのかコンセンサスを一致させる事が非常に難しいのです。
「うまく食べられない」「うまく飲み込めない」「むせてしまう」など、口から食べる事が困難な方だけでなく、中には医学的理由から経口摂取を禁止され、鼻からのチューブや胃瘻で栄養摂取されている方もいて、しかしながら、家族としては「口からおいしく食べさせてあげたい」という葛藤があったり、制度や実務なども含めると、様々な問題が机上の学問だけでは解決出来ないことも多くて、、、
しかしながら、口からおいしく食べさせてあげたい」という想いはみんな一緒な訳で、、、
まぁ 難しいって事はハナから分かっているワケで、やるっきゃないんだよね。。。