今夜は、三鷹市歯科医師会の学術講習会。
慶応大学医学部歯科口腔外科教室の和嶋先生をお迎えし、口腔顔面痛についてのお勉強です。
ところで、日常診療の中で、時折 診断に苦しむことがあります。
視診、触診、レントゲンなど、器質的変化が見られないにもかかわらず、原因不明の痛みや難治性の疼痛など訴えるケース。
痛みの原因が歯科が原因していることもあれば、他科の領域の問題が原因となって起きているあることもあります。
直ぐにでも痛みを取って上げたいところですが、診察した時点では見えてこなかった症状が時間経過と共に現れ、はじめてその原因が解り診断がつくこともあります。
ですから、確定診断出来るまでは不可逆的処置をしないのが鉄則です。
基礎である痛みのメカニズムから細部に至る臨床の対応まで、時間が足らなかったくらい盛り沢山な内容の講習会。
講習会後はお食事もご一緒させて頂き、そこでも熱いディスカッション。
大変勉強になりました。