昨日の本業終了後、現在勤務医をしている後輩から久し振りに電話がありました。
元気そうな声で何よりでしたが、ナンでも「自分もいい歳ナンで、そろそろ開業しようかと、、、」っていう相談の電話でした。
今更改めて言わずとも皆さんもご存じでしょうが、歯科医院経営は何年も前から大変な時代だと言われています。
全国に10万人を超える歯科医師がいる中、約7万件もの歯科医院があり、非常に独立開業する率の高い職種です。
そして、歯科は総医療費の9%弱にしか過ぎないにもかかわらず、予算ありきの健康保険制度で、保険点数は年々引き下げられ、それ以外にも様々な理由から歯科医院経営の先行きは不安視されています。
ところで、我々には国からの補助金などというモノは一切でないので、慈善事業というワケにはいきません。
よって経営の事を考えない訳にはいけません。
医療機関が、経営の心配をせずに医療に没頭出来るなら我々にとっても患者様にとっても幸せな事ですが、現実問題として経営の合理化や職員の削減といった手段をとっても、なおも多くの歯科医院が困難に陥っているのが現状なのです。
ですから、開業して果たしてちゃんとやっていけるのだろうか、、、という不安が常につきまとう訳です。
で、後輩に向け、先輩からありがた〜い?!ひと言、、、
地域差、個人差、環境の違いとか色々あるけど、本質的な部分を忘れちゃいかん!!
歯科医師としての診療哲学をしっかり持て!!
哲学無きところに目的や目標は生まれないワケで、言い換えれば、目的ある自立のベクトルは哲学できめろ!!
その哲学があってこそ、己の自立があると心せぇ!!
間違ってもスキル主体のハウツーに囚われたり、目先の利益に翻弄されるような、まるで倫理もへったくれもないバカにはゼッタイになるなよ!!
「けっ!フクダ!偉そうに書いてやがるぜっ!」とお思いになられるかもしれませんが、、、
そう、今回フクダ偉そうブッテます。
、、、ナンせ相手が後輩ですからね(笑)
後輩よ、、、 ソコんトコ 忘れんなよ。
ホソボソならナンとかなると思うぞ(笑)
開業に向けガンバレな!!