連日 厳しい残暑です。
さて、朝イチはインプラントのオペでスタート。
(左下6番)
抜歯の時点で骨再生が促進するように予め処置しておいたお陰で、抜歯窩もほぼキレイになっており、単純な埋入で終わりました。
ところで、元々インプラント治療って「固定式のブリッジは適応外。でも取り外しの入れ歯は嫌」という方が希望するのがほとんどでしたが、最近ではそういったケースより、中間歯1歯2歯の欠損や最後臼歯1本の欠損で「ブリッジの適応可」だけど、天然歯を削ってブリッジにするのが嫌だからインプラントにしたいって方が多いです。
ですから、多数歯欠損に複数本のインプラントを埋入するような大きなオペは、以前に比べて少なくなりましたね。
で、そう言えばこの前、若手の先生とインプラントについて話をする機会があったんですが、若手の先生からすると、何本も埋入するような派手なインプラント治療に興味が集中しがちナンですね。
まぁ、その気持ちは分かります。。。
けど、こういった一見単純なように見えるケースの方がかえって難しかったり、注意しなければならないポイントって結構あるモンです。
例えば、一つ、、、
元々入れ歯だった所にインプラントを埋入する場合には、骨量・骨幅は別にして、既に骨が出来あがっているけれど、抜歯後間もない段階でインプラントを埋入する際には、完全に骨が出来上がっていることってほとんど皆無。
ですから、元々歯根のあった部分の骨は、オペ時にはまだ幼弱だったり、デコボコしていたりもするので、ドリルが滑ってそっちの方向に持っていかれやすく、適切なポジションにインプラントを埋入するのにはそれなりに注意が必要になります。
まぁ、インプラント治療にそれなりの経験がある先生なら、そんなコトは「基本中の基本」「当たり前田のクラッカー(古っ!)」ナンですけど、若手の先生からするば、インプラントの埋入本数の多さに目がイっちゃって、実はこういう所を見過ごしやすい。
術前の診断や治療計画が重要なのは言うまでもありませんが、若手の先生には是非ともこういうところを押さえて頂きたいものです。 はい。
さてさて、世は明日から3連休ですね、、、 羨ましい
フクダは明日も仕事だorz
明日も頑張りたいと思います。