週の真ん中水曜日。
今日も張り切っていきましょう
さて、何軒もの歯科医院を受診したにもかかわらず、原因不明とされる症状をお持ちの方が時々いらっしゃいます。
そんな時、ウチでその原因を突き止めると、当然ながらフクダの株は上がります(笑)
しかし、残念ながらその逆もあるワケで、何回も通院してもらっているのに、その症状の原因が突き止められず、悩むコトがあります。
実はコレって、単純にその歯科医の診断能力だけでなく、時間の経過によってその問題点が浮かび上がるコトも多く、その時間の経過とともに変化する症状から、ようやく診断がつくワケです。
コレもそんなケース。
患者様は何となく違和感を感じていたそうでしたが、被せてある銀歯にも問題なく、最初に診た時の左の写真ではナンともないように見えました。
経過を観察していると、しばらくして歯茎が腫れ瘻孔が出来てきました。
原因は、頬側遠心根のPer。
このように、時間の経過とともに変化する症状からようやく診断がついたワケですが、振り返ると患者様に無用な苦しみの期間を過ごさせてしまったと思うこともあります。
しかし、そんな場合でも不可逆的な処置、つまり、後戻りの出来ない処置はしないことを鉄則としています。
処置してしまってから違っていたというワケにはいきませんからね。。。
患者様も原因が分かり、安心したご様子。
とりあえず、フクダの株が大暴落しなくて済みました