診療室を早仕舞いしまして、夜は歯科医師会の学術講演会に出席。
東京歯科大学 老年歯科補綴学講座の櫻井薫教授のご講演です。
ウチ等の業界ではご高名な先生でして、フクダも2年前に参加しましたが、名古屋で開催された老年歯科学会総会では大会長を務められた先生です。
さて、今日のお題目は「口腔機能低下症の診断と対応」
虫歯や歯の喪失など従来の器質的な障害とは異なり、加齢はもとより、口腔機能低下による複合要因によって現れる病態は、臨床に於いて、疾患ではなく人を診るという根本を再考し、かかりつけ医としての総合的な管理が必要となってくる。
口腔機能低下症は、間違いなく、これからの日本の超高齢化社会でのキーワードの一つでありましょう。
見習うべきところが多過ぎて、自分の日常臨床を恥じたくなるようなw局面もありまして、良い刺激になった、非常に素晴らしい講演でありました。