2010. 6.28  長い道のり

6月も残り僅かになりました。

梅雨らしいと言えば梅雨らしい、ジメっとした暑さの月曜日ですが、気分だけでもパッと明るくいきましょう 

 

さて、初診時、咬み合わせが崩壊してしまっていた患者様。

臼歯部の咬み合わせが崩壊していた為に、元々太いメタルコア(金属の補強)が入っていた上顎前歯部の不適合なブリッジの支台歯のうち1本が歯根破折していました 

2964_0016209(残念ながら抜歯)

 

患者様とっては前歯のトラブルですが、その原因は奥歯にあります。

ことある事に言っていますが、「歯は1本ではなく、口腔という器官の一部」です。

奥歯がないことによって前歯に負担が掛かりすぎて起きた状況ですから、当然、前歯の治療を行う前にまず奥歯の咬合回復をして、前歯に掛かっていた過重負担を分散しなければ、どんなに素晴らしい被せ物をしても全く意味がありません。

で、咬合の回復、虫歯や歯周病の治療、不適合な被せ物のやり直しなどなど、かれこれもう1年以上通院していただきました(お疲れ様です)

 

元々入っていた上顎前歯部の不適合だったブリッジは、色も不自然で、歯茎のラインもアンバランスだった為、歯肉の整形を行い、仮歯の修正を繰り返し、本日6本のセラミックブリッジを試適しました。

DSC00231 DSC00230

ワックスの段階で、歯の長さ、鼓形空隙の取り方、正中の若干のズレなど修正点をチェックし、全体的なバランスを患者様と確認。

色のバランスも全体として自然に見えるように配慮します。

 

長かった道のりですが、やっと治療も終わりが見えて来ました。

あともう少しですね    頑張りましょう 

 

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