2010. 6.14  歯科恐怖症

関東甲信と東北南部地方も梅雨入りしたそうで、しとしと雨の降る月曜日です 

 

先週末から少々 体調不良でありまして、昨日の日本顎咬合学会もキャンセルし、ひたすら体調回復に努めました。

まぁ、ここ最近 ゆっくり体を休める時間もありませんでしたしね・・・

気合いだけじゃ どうにもならないお年頃なのかもしれませんが、とりあえず今週も頑張っていきましょう 

 

さて、先月 初診でいらっしゃった「歯科恐怖症」患者様。

「この世で一番 歯医者さんが嫌い」だそうです 

 

・・・そうですよね 

きっと、痛くさえなければ、おそらく歯医者さんはこれほどまでに嫌われることもなかったでしょう。

患者様にとってみれば「痛くない歯医者さん」を探し求めることが永遠の課題だとすれば、こちらにとっても「痛みのない治療」をすることは永遠の課題です。

もちろん、昔に比べたらよくなったとはいえ、現実的にはまだまだ歯科治療の多くは痛みを伴うものも少なくありませんしね 

 

ところで、笑気吸入鎮静法などの方法で、痛みやストレスを軽減させることも大事ですが、一番は精神的な不安感を取り除くことが最も重要だと思います。

歯科恐怖症の多くは痛みそのものよりも、恐怖やストレスといった精神的なものによって左右される部分の方がよっぽど大きいことは、コレを読んでいる同業者なら「カテコールアミンのリリース」うんぬんみたいな小難しい話をイチイチしなくともお分かりになると思います。

もちろん、表面麻酔や細いゲージの浸麻針、電動注射器など使ったりと、処置中の痛みやストレスを出来るだけ少なくするように準備していますが、どんな無痛治療の方法よりも、患者様が安心して自分の体を預けて貰えるような信頼関係を築くことの方がよっぽど大事ですね。

 

で、「この世で一番 歯医者さんが嫌い」な患者様。

毎回クドイくらいのムンテラ(笑)に、数回ほど痛みのない治療から始めて、前回には局所麻酔も出来るようになりました(喜)

まだ少々緊張気味なご様子ですが、こうやって何度か治療していくと、皆さん不思議と簡単な治療は出来るようになって来ますね。

きっと患者様も自分に自信がもついてくるんでしょう。

次も頑張りましょうね 

 

さて、今晩はカメルーン戦 

にわかサッカーファンのフクダも応援しようと思います。

ニッポン頑張れ!!

 

コメントは受け付けていません。