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(上から3つ目ね)
歯科医師が2029年に約1万4000人過剰となるという推計を厚労省がまとめ、厚労省は文部科学省と連携し、歯学部定員の削減や国家試験の合格基準引き上げを検討するそうな。
歯科医師過剰の問題、ワーキングプアと言われて久しいし、ナニを今更(笑)感がありますが、今 歯学部に通っている学生や、これから歯学部に入って将来 歯医者になろうという若者は、これから更に厳しい時代ですね。
フクダが学生だった頃は、感覚的に7、8割くらいの学生は6年で卒業して、大体は1、2回で国家試験を合格していたようなカンジもまだありましたけど、今ではスムーズに歯科医師になれるのは入学した学生の3分の1くらいだとかという話も聞いたりしますしね。
さて、今ですら、特に都心部じゃ「犬も歩けば歯医者に当たる(笑)」ってくらい、街には歯科医院が溢れているし、まぁ 確かに歯医者が多いコトは事実。
東京都内じゃ、年間 約350件、およそ1日1件のペースで歯科医院が廃業しているというデータも過去あるくらいだから、歯科医院を営むのも それはそれは大変な時代です。
ウチも多分に漏れず(笑)
歯医者さんが高収入なイメージがあった時代ナンて、もう昔話か おとぎ話のレベルね(笑)
で、今やそんな時代ですから、もちろん真摯に経営改善に取り組むコンサルもそれなりにいるとは思いますけど、最近じゃドコぞのコンサルが割と冴えない歯科医院に蔓延り、診断や技術そっちのけで集患に特化した歯科医院へと変身させ、必要以上に豪華絢爛でオサレな歯医者だったり、歯医者に必要ないだろっていうホテルのようなサービスまであったりと、そんなコンサルに洗脳されている情けない歯科医院が多かれ少なかられある現実も、実は裏を返せばそれだけ今のウチ等の業界が苦しいだろうなという証拠なのかな?!
前にも言ったけど、診断や技術向上に専念するべき立場の人が、コンサルの言いなりで、集患を元にした技術そっちのけの経営算段ってヤバいでしょ?
そもそも論として、歯科医療の守るべき基本的本質根本は、いかに患者を集めるかに腐心するコトではなく、正しい診断と適切な処置を行うスキルと医療人としてのホスピタリティーであって、これこそが、周囲にどんなライバル歯科医院が居ようが居まいが、数の問題じゃなく、患者さん本位の選択肢の問題だと思いますが、皆さん如何なモンでしょう?!
あー でも、これから新発売を予定している歯科医院は、ウチの近くで開業したりしないでね(笑)