10月8日は「入れ歯」の日。
入れ歯の説明をしながら しみじみ思うコトがあるんですが、日本って本当に恵まれているなと。
だって、コレだけの低価格でソコソコのモノが入るんですから。
ドコの先進諸国にしたって、これだけのコストパフォーマンスはマネ出来ないだろうし、日本の恵まれた社会保障制度の下で作る義歯の技術と材料は決してパチモンじゃあーないです。 はい。
ところで、入れ歯に既製品ナンてモノはありませんから、全てがオーダーメイド。
たまーに「今日 型取ったんだから、次には出来上がるんですよね」ってお方がいらっしゃいますが、イヤイヤ ムリですって(爆)
お願いですから無茶なサービスは要求しないでください、、、 まぁ これは余談ですが(笑)
入れ歯を作るのには、型取りをしたり、噛み合わせの記録を取ったりなど色々と工程があって、だだでさえ途中の工程で微妙にズレたりすると、後で調整とか非常に苦労しますし、そう簡単に出来るモンではありませんでして、ましてや、義歯を作る技工士さんナンてもっと大変。
1つ1つがオーダーメイドで精密さを求められる上に、義歯完成までの作業工程も複雑だし、仕事量が多い割に実入りが少ない。
技工所T氏ナンかともよく話すけど、技工士さんの苦労って言ったら半端なくて、仕事を辞める技工士さんも非常に多く、技工士学校も定員割れしている昨今なのです。
で、入れ歯以外にインプラントという選択肢もあるけれど、保険の義歯とコストを比較したら天と地の差がありますし、これから益々の超高齢社会を考えると、義歯の需要は更にでありましょう。
ましてや今後は更に社会保障が厳しくなるのが目に見えてますから、将来的には義歯は保険給付から外れて自費に、もしくは「毎号送られてくるパーツを集めて義歯を作る」ナンてね(笑)、そんな時代が来るかもしれません。
まぁ 最後はオチとして面白おかしくは書いたけど、いやいやマジで、将来もっと深刻な問題になるであろうと思いますよ。