2014. 3.25  歯科業界に春は無い

暖かな陽気が進んで、東京でも今日サクラが開花しましたね。

ようやく春の訪れ。

ちなみに、4月からの保険改定のため、保険講習会に行ってきましたが、歯科業界は真冬のままでありました(笑、、、えない)

 

で、今回の改定ですが、消費税分を除くと、極めて低い数字に驚かされます。

タダでさえ歯科は総医療費の8%に満たないというのに、、、

本来、診療報酬の改定は、医療水準の向上を図り、療養給付を改善する方向でなされるべきモノであるのだが、実際のところは政府の医療費抑制政策を実現するための誘導的機能を担わされているに他ならないワケで、グチりたいのは山々だけれど(笑)、財源が無いんだからまぁしゃーない。

それでも、内容はともかくとして、評価されるべき点もそれなりにはあった改定だったんじゃないかと思います。

 

ところで、今回新しい技術としてCAD/CAM等が保険導入され、若き歯科医師達の好奇心をくすぐる臨床が付加されましたが、この先10年後を予測するに、歯科医療の高度なデジタルデンティストリー化の大台は避けては通れないところでありましょう。

ただ、今後それに社会保障が付いて行けるかどうかは別問題でありますが。

いずれにせよ、歯科業界に春が来ることは、悲しいかな、この先もたぶん無いんだろうなと思うところであります。

 

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