木曜日の夜、多摩南部保健医療圏における「地域で考える摂食嚥下機能支援」の講習会に出席してきました。
会場はほぼ満員で、皆様(フクダも含めてw)勉強熱心であります。
シンポジウム形式で行われた講習会ですが、摂食嚥下機能支援におけるエキスパートな先生方のお話は流石でありました。
さて、特に印象的だったのは、胃瘻にはせず、最期まで口から食べるを支えるために、家族の献身的な介護はもちろんのこと、それを支える医療スタッフ、介護スタッフ間で患者に寄り添い支えたケアの一例。
「EBM(Evidence-baseed medicine) 」 の視点からすれば反するかもしれないが、患者さんとその家族の背景を鑑み、患者さんに対するEBMの限界を補完する「NBM (Narrative-based medhicine) 」 を尊重して、患者さんのQOLが著しく回復した症例です。
「最期まで食べた記憶は、残された家族の記憶の中にとどまり続ける」
発表の締めくくられた、最後のこの一文がとても印象的でした。
言われてみれば 確かに、フクダも食べるコトが好きだったお袋の記憶って鮮明に残ってますモン。