朝から粛々と仕事に励み、夜からは歯科医師会の学術講習会に出席。
今宵は、医療面接についてのお勉強です。
「医療面接?? ナンじゃソリャ?!」と、あまり聞き慣れない言葉かもしれないが、ざっくり言えば、今までの「問診」といったところ。
「医療面接」というとナンだか堅く苦しくて威圧的なイメージだし、こなれていないせいか言葉自体に違和感があるけど、「問診」が医者側からみた患者さんの必要な情報を収集ための意味合いの言葉であるとするならば、それに対して「医療面接」は、医者と患者さんの相互関係を重視したお互いの信頼関係を築く目的での「問診」に置き換わる言葉、ってトコでしょうかね。
パターナリズムの古き時代、「患者は医者を信頼し、指示に従えば健康になれる」と、ある意味それはそれでで上手くいっていたところもあるかもしれないが、現代の医療においては医師と患者は平等が基盤とされるワケで、医者は技術もさることながら患者さんそれぞれが持つ心理や社会的世界観との整合性も考えなければならない時代であります。
事実、今の学生さんや若いドクター達は、OSCE(Objective structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)と呼ばれる、ペーパーテストによる知識重視の教育ではなく、判断力・技術力・マナーなど、実際の現場で必要とされる臨床技能の習得を適正評価するカリキュラムを学んで来てますからね。
しかし、それで全て上手くいくとは限らない。。。
患者さんも人間、医者も人間。
人それぞれ、お互い「相性」ってモンがありますからね。
それが一番ムズカシイところでありますが(笑)
時代の流れとはいえ、患者も医療も多様化して、社会的背景とかいろいろ引っくるめて、まぁとにかく大変な時代であることは確かであります。
はい。