診療室を早退して、今日は地域医療連携研修会に出席。
九州歯科大学遠藤先生のご講演。
フクダよりも随分若い先生ですが、実力派の先生であります。
さて、盛り沢山な内容だった講演は、審美だインプラントだその外科的技術だとか、テクニカルなハウツーばかりに好奇心を刺激される若手の先生達にはまったく響かないであろう内容。
ですが、日々の臨床の中で、つい見落としてしまいがちなちょっとした部分を注視することによってその背景を推察し、それをどう臨床へ還元するかという、要は医療の本質と基本が目の前にあるかどうかの大事なお話です。
簡単に言えば、そこにある虫歯、そこにある歯周病、そこにある欠損だけ診たってダメなワケですよ。
症例を見れば、この先生がそういったつい見落としてしまいがちな部分を細かく診て、臨床にしっかり還元しているのが手に取るように分かりますな。
こういう臨床哲学のしっかり持った若い先生が、これからを担ってくれる歯科の未来は明るいですよ、と言うのが今回のご講演の感想です。
とても良い講演、ありがとうございました。
さて、研修会後は、歯科医師会のN先生と吉祥寺で飲み。
今日は、ちょっとヘコむコトがありまして、N先生の元気を分けてもらいました。
それにしても、アレはヘコむなぁーorz