いかにも梅雨っぽい天気の金曜日。
朝イチは、久し振りのインプラントオペでした。
さて、オペが終わって、ふと思った事があります。
インプラントって続く時は続くんですが、こういう風に間が空く時は何故か空いてしまいます。
お互いのスケジュールとかがマッチしないとなかなか上手く調整できませんね。
で、かれこれもう何年もインプラントのオペをしてきているんだから、身体も覚えているだろうという乱暴な考えは大きな間違い。
先般、話題となったインプラントの裁判のように「慣れの中に潜むリスク」ってのが一番厄介でしょう。
昨今CTの普及で、以前よりも準備に恵まれてはきているけれど、どんなに簡単なオペでも術前のシュミレーションは絶対に欠かせないワケで、仮にサージカルステントを作製してその通り手技を行うにしても、肝心の基本的手技が出来なければ、ステントのズレやその他エラーがあった時にすぐさま対応出来るワケもなく、結果、術前のオペ計画を元にして頭の中で何度も描いたシュミレーションと日頃からの外科手技が最後にモノをいうワケですよ。
昨日の「とんこつ実習」もそうだけど、要するに、日頃から出来る手技でも時には再確認も必要だし、ましてや、基本的な外科処置すら出来ないでインプラントなどは言語道断。
まぁ 基本に忠実であり、常に緊張感を持ってが大事なワケですよ。
ともあれ、久し振りのオペでしたが、良い意味で緊張感をもって無事終わりました。