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2013. 7. 5  慣れの中に潜むリスク

2013年7月5日 金曜日

いかにも梅雨っぽい天気の金曜日。

朝イチは、久し振りのインプラントオペでした。

 

さて、オペが終わって、ふと思った事があります。

インプラントって続く時は続くんですが、こういう風に間が空く時は何故か空いてしまいます。

お互いのスケジュールとかがマッチしないとなかなか上手く調整できませんね。

 

で、かれこれもう何年もインプラントのオペをしてきているんだから、身体も覚えているだろうという乱暴な考えは大きな間違い。

先般、話題となったインプラントの裁判のように「慣れの中に潜むリスク」ってのが一番厄介でしょう。

 

昨今CTの普及で、以前よりも準備に恵まれてはきているけれど、どんなに簡単なオペでも術前のシュミレーションは絶対に欠かせないワケで、仮にサージカルステントを作製してその通り手技を行うにしても、肝心の基本的手技が出来なければ、ステントのズレやその他エラーがあった時にすぐさま対応出来るワケもなく、結果、術前のオペ計画を元にして頭の中で何度も描いたシュミレーションと日頃からの外科手技が最後にモノをいうワケですよ。

昨日の「とんこつ実習」もそうだけど、要するに、日頃から出来る手技でも時には再確認も必要だし、ましてや、基本的な外科処置すら出来ないでインプラントなどは言語道断。

まぁ 基本に忠実であり、常に緊張感を持ってが大事なワケですよ。

 

ともあれ、久し振りのオペでしたが、良い意味で緊張感をもって無事終わりました。