肌寒いですね。 シトシトと雨が降る月曜日です
さて、今年5月に、前歯の根の先が化膿して来院した患者様。
約1ヶ月間根管治療をして根充後、およそ3ヶ月後となる本日、状態確認のため来院しました。
(根充時) (3M後)
歯の頭よりも大きかった根の先の透過像が随分良くなりました(喜)
どの先生も出来るだけ歯を保存するというのは前提だと思いますし、選択の余地無しに抜歯せざるを得ないケースも多々ありますが、その一方で、昨今、予後不安の歯は積極的に抜歯して、安易にインプラントにする風潮も見受けられます。
例えば、無理して保存し、どうしようもなくなってから抜歯をしなければならなくなった時、少なくとも最初の時点よりも歯槽骨の状態は悪くなり、インプラント治療を行う時には骨質が悪くなっていたり、骨量が不足して、インプラント治療が難しくなってしまうようなケースもあるでしょう。
それぞれのケース、その先生の歯科治療の考え方などで治療方針は大きく変わるので、それが良いか悪いかはナンとも言えませんが、やはり、歯根膜のある天然歯と歯根膜のないインプラントでは大きな違いです。
いくら歯科治療の技術や材料が発達したとしても、
天然歯に勝るものはなし
これからも、出来るだけ天然歯を保存するスタイルにこだわりたいと思います。
ちなみに、昔のような「細かったウエスト」とか「フサフサだったヘアスタイル」は、もうどうにもなりませんが・・・