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2010. 1.14  基本が大切

2010年1月14日 木曜日

今日の朝イチは、今年最初のインプラントのオペ。下顎臼歯部に2本埋入。

頬側の歯槽骨が吸収し、骨幅の狭い状態でしたが初期固定もバッチリ

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患者様は、今までに4本のインプラントをすでに埋入していたので、終始とてもリラックスされてのオペでした。

 

午後からは、下顎の横に埋まっている親知らずと上顎の親知らずを同時抜歯。

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予想はしていましたが、下顎の親知らずは根の先が曲がっていたので、インプラントのオペの方が逆に短時間で終わったくらいでした。

 

 

ところで、ウチでは斜めや横に埋まっている親知らずのほとんどを自院で抜歯します。

ある意味、今日のようにインプラントのオペよりも難しいことがあります。

斜めや横に埋まっている親知らずの抜歯は、一番奥で器具が入り難いうえ、歯肉剥離や親知らずを覆っている歯槽骨の削合はとても大変です。

もちろん、下歯槽神経にも細心の注意が必要です。

ですから、このような抜歯処置を院内で行っている医院は、ある程度外科処置の経験が豊富で、普段から骨や粘膜の扱いに慣れているであろうということがうかがえます。

 

以前、横に埋まっている親知らずの抜歯をしたことがないという若手の先生が、インプラントの勉強会に参加していたことがありました。

インプラント治療に興味があり、一生懸命学びたいという勉強熱心な姿勢は立派ですが、順番が逆。

横に埋まっている親知らずの抜歯には、局所麻酔、歯肉切開・剥離、骨削除、縫合などすべて、その一つ一つの基本的な手術手技が必要です。

ですから、基本的な手術手技の修練の場と考えて良いと思います。

これらの基本的な手術手技が出来て、はじめてインプラント治療をすべきでしょう。

 

コラムで何度も言っていますが、基本が大切

基本が出来ないのに応用はできませんから・・・